ゴールデンウィークも終わりまして、
UZR(守備指標)も徐々に差が開いてきた印象です。
5月11日終了時点でのUZRをまとめましたので、
しっかりと見ていきたいと思います。
全体的に大きな動きは少なかったように感じますが・・・
高橋周平選手がサードでトップに立っていたり、
セカンドのトップがロッテ中村選手に変わったりと、
動きがあった部分は抑えておきたいですね。
だいたい4〜5分程度で読める内容ですので、
少々お付き合いください。
また、「UZR(守備指標)」ってなんだろう・・?というかたは、
守備を「指標」で評価ができる「UZR」とは?理解すると野球の楽しみが2倍に!
で詳しく解説してます。
Contents
ファーストUZR(守備指標)ランキング:山川・井上選手が上がってくる
内川選手が依然トップとなっていますが、
昨年上位2人の山川選手と井上選手の数値が少し上がってきましたね。
他はほとんど動きがありませんが、
中田選手も少し数値が向上しています。
しかし、今年の中田選手は数値が低くでているのが気になりますね・・・
先々週の記事でも書いたのですが、
特にRngR(守備範囲)の部分です。
守備範囲内にきた打球処理は抜群ですが、
どうも守備範囲が「数値上」狭くなっていると見受けられます。
う〜ん。
セカンドUZR(守備指標)ランキング:ロッテ中村選手がトップに!
ロッテ中村選手が数値をあげてトップとなっています。
山田選手は少し数値を下げましたね。
UZRの詳細を見てみたいと思います。
- ARM (送球貢献)・・捕殺数だけでなく、走者の進塁をどれだけ抑止したかを計る指標
- DPR (併殺貢献)・・併殺が期待される状況で、どれだけ併殺を完成させたかを計る指標
- RngR(守備範囲)・・守備範囲の広さを表す指標
- ErrR(失策防止)・・平均的な失策発生状況と比較し、「どれだけ失策を犯したか」ということから貢献度を計った指標
ここまでの中村選手ですが、
守備範囲を示すRngRは平均〜平均よりもやや低めとなっています。
代わりに「併殺獲得能力(DPR)」と「併殺防止(ErrR)」の数値が高い数値ですね。
それにしても、
山田選手・菊池選手・外崎選手の守備範囲(RngR)が揃って広いですね〜。
日ハム注目の渡邊選手ですが、
守備範囲は相変わらず狭い結果となっています。
ただし、DPR(併殺獲得)・ErrR(失策防止)の数値は悪くなく、
自分の守備範囲内にきた打球はしっかりと対応してくれているようです。
レギュラーとして出場し続けることができれば、
守備範囲も広がってくるでしょう。きっと・・・
ショートUZR(守備指標)ランキング:大和選手が好調
ショートトップは順調に数値を伸ばしている日ハム中島選手です。
しかし、源田選手は昨年、後半戦から一気に数値を伸ばしていただけに、
どうなるかは全くわかりません。
その中で「大和選手」がUZRの数値を上げていますね〜。
2018年は常に0〜2.0付近を彷徨っておりまして、
特に中盤までは「0」あたりをキープ。
そのため「平均の物差し」とさせて頂いたのですが(苦笑)・・・
もちろんまだまだシーズン序盤なので、
数値は大きく振れてきます。
現状の数値はあくまでも参考程度ですね。
サードUZR(守備指標)ランキング:高橋周平選手がトップに!
大山選手が数値を落としているので、
サードは綺麗なまでに横一線となっています。
その中でトップに立っているのは「高橋周平」選手です。
いつも頭一つ抜けていた松田選手ですが、
なかなか数値が上がってきませんね?
どうなっていくか注目です。
レフトUZR(守備指標)ランキング:福留選手が順調に数値を伸ばす
レフト1位となっているのは阪神の福留選手です。
今年42歳になる福留選手ですが、すごいですね・・・
一時的にとはいえ、UZRの数値を順調に伸ばしてきて、
現段階でトップに立っています。
さすがに疲労がでてくる中盤以降は他選手に抜かれてしまうとは思いますが・・・
若手は負けられませんよ。
センターUZR(守備指標)ランキング:丸選手が一気にトップへ
丸選手が好調です。
昨年は故障の影響もあってか、UZRは「ー4.3」と奮いませんでした。
オリックス西浦選手が大きく数値を落としているので、
代わりに数値を伸ばした丸選手が頭一つ抜けた状態となっていますね。
ライトUZR(守備指標)ランキング:安定の平田選手
平田選手の安定感はすごいですね。
目を見張るものがあります・・・
2018年からずっとトップクラスの位置をキープしています。
糸井選手も好調ですが、
疲労が溜まる中盤以降は落ちてくるのではないかな・・と予想しています。
あとは横一線ですね〜。
キャッチャーUZR(守備指標)ランキング:「甲斐キャノン」の甲斐選手が数値を上げてくる
本来捕手はUZR評価の対象外ですが、
デルタ社では影響範囲が明らかな部分のみ対象として算出しています。
影響範囲が明らかな部分とは・・・
- 盗塁阻止 ※catcher指標
- 捕逸 ※catcher指標
- 併殺獲得能力 ※DPR
- 失策防止の能力 ※ErrR
となっています。
キャッチャー部門ですが、
やっぱり予想通り甲斐選手が少しづつ上がってきましたね。
今年は「甲斐キャノン」のマークが厳しいのか、
なかなか数値が上がってきませんでしたが、
少しづつ数値は向上してきましたね。
要注目です。
2018年UZR(守備指標)ランキングの確定版
参考として、2018年のUZR確定版のリンクをこちらに貼っておきます。
まとめ
まとめますと・・・
- セカンド中村選手が万能さを見せてトップに
- ベテラン組は福留・糸井選手が元気
ベテラン勢頑張ってますね〜。
疲労が溜まる中盤以降は厳しいと思いますが・・・
それでも若手は負けるわけにはいけませんよね!
福留選手と糸井選手がどこまでUZRトップクラスを守れるか、
要注目です。
2019年現在では、守備位置を定位置から大きく動かす「シフト」を使用するケースが見受けられます。
こういった「シフト」が採用されたプレーは評価の対象外となります。
【除外される項目】
- RngR(守備範囲)
- ARM(送球貢献)
- DPR(併殺貢献)
ちなみにUZR(守備指標)はセイバーメトリクスの指標のひとつです。
「セイバーメトリクス」ってなに?という方には、
セイバーメトリクスとは?「指標」と「統計データ」で野球の楽しみを広げるで詳しく解説しています。
ぜひどうぞ。