5月4日終了時点のUZRランキングです。
注目は2週前にも取り上げましたが、
日ハム中島選手のUZRですね〜。
昨年・一昨年と化け物クラスの数値を叩き出している源田選手を抑えてトップとなっています。
当然このまま順調に数値が向上していく・・ということは無いと思いますが、
どこまで踏ん張れるか楽しみです。
※昨年は源田選手がオールスター以降爆上げでした
先週と比較しても全体的に大きな動きは無い感じですが、
昨年RngR(守備範囲)が素晴らしかった日ハム西川選手が苦戦しているようです。
そのあたり含めてしっかりと見ていきたいと思います。
だいたい4分程度で読める内容となってますので、
少々おつきあいお願いします。
「UZR(守備指標)」ってなんだろう・・?というかたは、
守備を「指標」で評価ができる「UZR」とは?理解すると野球の楽しみが2倍に!
で詳しく解説してます。
Contents
ファーストUZR(守備指標)ランキング:安定している内川選手の数値
ファーストは開幕から内川選手のUZRが安定していますね。
ずっとトップをキープしています。
注目は19歳ながら4位に食い込んできたヤクルトの村上選手。
規定守備イニング数に乗ったとはいえ、
まだまだ序盤なので数値は大きく振れますが、
現状では平均以上(UZR0以上)の守備を見せているようです。
今後どのような動きを見せるか楽しみですね〜。
セカンドUZR(守備指標)ランキング:横一線もいつもの3人が頭一つ抜け出す
現状セカンドは横一線ですね〜。
そのなかでもいつもの「山田・菊池・中村」選手らが頭ひとつ抜け出している状況。
特に山田選手はUZRだけでなく、
打撃・走塁でも12球団トップクラスの活躍をしています。
この3人に食い込んでいける選手はでてくるのでしょうか?
ショートUZR(守備指標)ランキング:中島選手が再びトップに
化け物源田選手を抑えて、中島選手がトップとなっています。
ここまで失策0でありながら、
守備範囲も非常に広く、文句のつけようが無い守備を見せています。
もう少し詳しくUZRの詳細を見てみたいと思います。
- ARM (送球貢献)・・捕殺数だけでなく、走者の進塁をどれだけ抑止したかを計る指標
- DPR (併殺貢献)・・併殺が期待される状況で、どれだけ併殺を完成させたかを計る指標
- RngR(守備範囲)・・守備範囲の広さを表す指標
- ErrR(失策防止)・・平均的な失策発生状況と比較し、「どれだけ失策を犯したか」ということから貢献度を計った指標
毎年「RngR(守備範囲)」はトップクラスで安定していましたが、
今年はそれに加えてErrR(失策防止)の数値が高いようです。
ErrR(失策防止)の数値が高いということは、
平均的な選手であれば失策の可能性が高い場面でも、しっかりと捌けている・・ということですね。
当然まだまだ序盤であり、
今後数値はプラスにもマイナスにも大きく振れてきます。
特に源田選手は、
昨年オールスター後のUZRが爆上げでした。
疲労も溜まってくる中盤以降、
どのような数値を残すのか・・・要注目ですね〜。
サードUZR(守備指標)ランキング:大山選手が頭一つ抜け出す
先週と変わらず、阪神の大山選手が頭ひとつ抜け出してる状況です。
あとは宮崎選手を除いて横一線ですね。
宮崎選手は昨年もそうでしたが、
ちょっとUZRがまったく上がってきませんね・・・
レフトUZR(守備指標)ランキング:金子選手が角中選手を抜いてトップに
レフトは比較的UZRの数値に大きな差ができやすいポジションですが、
現状は割と横一線となっています。
その中で、
金子選手と角中選手が頭一つ抜け出している状況です。
福留選手が少し数値をあげてきましたので、
注目していきたいところですね。
開幕直後頑張っていたバレンティン選手は、順調に数値を下げていっています(苦笑)
センターUZR(守備指標)ランキング:苦戦する西川選手と秋山選手
昨年ゴールデングラブ賞をとった2人が苦戦しています。
- 西武の秋山選手
- 日ハムの西川選手
少しUZRの詳細を見てみましょう。
- ARM (送球貢献)・・捕殺数だけでなく、走者の進塁をどれだけ抑止したかを計る指標
- DPR (併殺貢献)・・併殺が期待される状況で、どれだけ併殺を完成させたかを計る指標
- RngR(守備範囲)・・守備範囲の広さを表す指標
- ErrR(失策防止)・・平均的な失策発生状況と比較し、「どれだけ失策を犯したか」ということから貢献度を計った指標
二人とも、昨年と比較してもRngR(守備範囲)の数値が悪い状況ですね。
特に西川選手は毎年、
トップクラスの守備範囲を誇っていますので少し気になるところ。
試合を見ていても、ちょっと走塁も本来の調子じゃないような・・
と思い、走塁の指標も見てみました。
Base Running(総合走塁指標) 5月4日終了時点
- 山田 哲人・・3.6
- 金子 侑司・・3.1
- 野間 峻祥・・3.0
- 雄平 ・・2.2
- 西川 遥輝・・2.0
「Base Running」の指標は「盗塁とそれ以外の部分」で得た利得の合算で求められています。
※データ参考元:Essence of Baseball
現状5位ということで、
そこまで悪くはない感じでしょうか。
毎年5月ぐらいまでは花粉症で苦しい・・とは聞いているので、
UZR含めボチボチと上がってきますかね〜。
要注目です。
動画は現在UZRトップの西浦選手の守備です。
ライトUZR(守備指標)ランキング:糸井選手が健闘中!
平田選手の安定感は抜群ですが、
今年はここまで、糸井選手の健闘が目立ちますね。
昨年はUZR大きくマイナス・・を記録していましたが、
休みながら使っていけば好数値を残すことができるような気もします。
あとは割と横一線ですね。
昨年トップクラスだった大田選手もボチボチと上がってくると思います。
キャッチャーUZR(守備指標)ランキング:梅野・森選手が頭一つ抜け出す
本来捕手はUZR評価の対象外ですが、
デルタ社では影響範囲が明らかな部分のみ対象として算出しています。
影響範囲が明らかな部分とは・・・
- 盗塁阻止 ※catcher指標
- 捕逸 ※catcher指標
- 併殺獲得能力 ※DPR
- 失策防止の能力 ※ErrR
となっています。
キャッチャーはあまり大きく動きがありませんでした。
が、甲斐選手が数値をあげてきましたね。
昨年あれだけ注目されれば、
本当に隙がある時しか走ってもらえなくなり、
盗塁刺すのも一苦労かと思いますが・・・
なんだかんだで数値は上がってくると思います。
現時点での2人がどこまで数値を伸ばせるかにも注目ですね。
2018年UZR(守備指標)ランキングの確定版
参考として、2018年のUZR確定版のリンクをこちらに貼っておきます。
まとめ
まとめますと・・・
- 日ハム中島選手が現時点では抜群の数値を残している
- 昨年GG賞獲得した秋山選手・西川選手は苦戦中
- 19歳ヤクルト村上選手がどこまでできるか注目
個人的には、ちょっと村上選手の守備に注目していきたいですね〜。
2019年現在では、守備位置を定位置から大きく動かす「シフト」を使用するケースが見受けられます。
こういった「シフト」が採用されたプレーは評価の対象外となります。
【除外される項目】
- RngR(守備範囲)
- ARM(送球貢献)
- DPR(併殺貢献)
ちなみにUZR(守備指標)はセイバーメトリクスの指標のひとつです。
「セイバーメトリクス」ってなに?という方には、
セイバーメトリクスとは?「指標」と「統計データ」で野球の楽しみを広げるで詳しく解説しています。
ぜひどうぞ。