2019年8月1週終了時点でのUZRランキングです。
また、データはデルタ社が公開しているものを使用しており、
ランキングは「規定守備イニング数以上」を対象としています。
ショートといえば、
源田選手と中島選手との争いでしたが・・・
ここにきて京田選手が好調です。
「高い併殺獲得能力」と「広い守備範囲」を武器に、
中島選手を抜いてトップの源田選手に迫る勢いです。
まぁ、中島選手は最近出場機会がめっきり減ったことも影響していますが・・・
また、亀井選手も今年36歳という年齢ですが、
ライトでのUZRは好数値を記録しています。
そのあたりも含めてUZRのランキングを見ていきたいと思います。
だいたい3〜4分程度で読める内容となっていますので、
少々おつきあいください。
また、「UZR(守備指標)」ってなんだろう・・?というかたは、
守備を「指標」で評価ができる「UZR」とは?理解すると野球の楽しみが2倍に!
で詳しく解説してます。
Contents
ファーストUZRランキング:内川選手の独走と健闘する村上選手
ファーストはほぼ大勢決した・・と考えても良さそうでしょうか。
今年は内川選手がずっとトップを独走していますね。
それにしても、
村上選手が若いながらも3位の位置につけています。
銀次選手の数値に迫る勢いですので、
今後に要注目ですね!
セカンドUZRランキング:外崎選手が菊池選手を抜いてトップに!
ユーティリティプレーヤーのイメージが強く、
どこのポジションも満遍なく平均以上のUZRを叩き出していた外崎選手ですが、
ここにきてついにセカンドでトップの位置に!
次週あたりで詳細を見ていきたいと思いますが、
すごいですね。
レベルの高いユーティリティプレーヤーがひとつのポジションに集中したら
こうなるのか・・・
ショートUZRランキング:京田選手がトップに迫る好数値!
京田選手が不動のトップ源田選手に迫っていますね!
少し前までトップだった日ハム中島選手は出場機会が少なくなり、
UZRの数値はあまり伸びていません。
京田選手の特徴は、
守備範囲RngRの数値も3位と高いのですが、
併殺獲得能力の数値DPRが抜群に高いことですね。
- 源田 壮亮・・RngR 11.0
- 中島 卓也・・RngR 6.7
- 京田 陽太・・RngR 6.2
- 京田 陽太・・DPR 5.4
- 源田 壮亮・・DPR 1.5
- 坂本 勇人・・DPR 0.9
- ARM (送球貢献)・・捕殺数だけでなく、走者の進塁をどれだけ抑止したかを計る指標
- DPR (併殺貢献)・・併殺が期待される状況で、どれだけ併殺を完成させたかを計る指標
- RngR(守備範囲)・・守備範囲の広さを表す指標
- ErrR(失策防止)・・平均的な失策発生状況と比較し、「どれだけ失策を犯したか」ということから貢献度を計った指標
京田選手がどこまで源田選手に迫れるか。
要注目ですね〜。
サードUZRランキング:高橋選手がダントツでトップ
サードも動きは無く、ほぼ確定でしょうか。
今年はずっと高橋選手がダントツトップとなっていますね。
レフトUZRランキング:下がっていくバレンティン選手のUZR・・・
レフトもほとんど動きがありません。
しかし・・・
その中でバレンティン選手のUZRがグングン下降していっています(笑)
7月3週ぐらいまでは結構頑張っていたのですが、
最近はすっかり下降気味です。
集中力がなくなってきたのでしょうか。
もしくは疲労か・・・
センターUZRランキング:神里選手・辰巳選手・丸選手の3トップ!
神里選手が好調です。
このままダントツトップをひた走りそうな感じがありますね。
ルーキー辰巳選手も大健闘。
UZRの数値から見るとゴールデングラブ級の活躍・・と言えるでしょうか。
日ハム西川選手の数値も上昇中です。
チームが優勝争いをしている・・という部分も影響しているかもしれません。
ライトUZRランキング:亀井選手が36歳にして自己最高値を記録中!
驚くのは亀井選手の数値ですね。
普通、年齢が重なって来れば守備の数値は落ちるものですが・・・
36歳の今年、自己最高値を記録中です。
しかもライトでトップの守備力を誇る平田選手に迫ってきています。
亀井選手の「ライト」の過去UZRを見てみましょう。
※2014年以降
外野手のUZRは、
「ARM(送球貢献)、RngR(守備範囲)、ErrR(失策防止)」で構成されています。
- ARM (送球貢献)・・捕殺数だけでなく、走者の進塁をどれだけ抑止したかを計る指標
- DPR (併殺貢献)・・併殺が期待される状況で、どれだけ併殺を完成させたかを計る指標
- RngR(守備範囲)・・守備範囲の広さを表す指標
- ErrR(失策防止)・・平均的な失策発生状況と比較し、「どれだけ失策を犯したか」ということから貢献度を計った指標
2017年はライトでの守備イニング数が少ないので、
参考にもならないのですが・・・
昨年からUZRの数値は好調ですね。
体調面で不安が解消されたとか、そういった理由が大きいのでしょうか。
正直巨人戦はあまり見ていなかったので、
僕にはわからない部分が多いのですが・・(笑)
とにかく要注目ですね。
キャッチャーUZRランキング:若月選手と梅野選手がわずかにトップ
本来捕手はUZR評価の対象外ですが、
デルタ社では影響範囲が明らかな部分のみ対象として算出しています。
影響範囲が明らかな部分とは・・・
- 盗塁阻止 ※catcher指標
- 捕逸 ※catcher指標
- 併殺獲得能力 ※DPR
- 失策防止の能力 ※ErrR
となっています。
キャッチャーもポジションの特性上、
ほとんど動きはありません。
2018年UZR(守備指標)ランキングの確定版
参考として、2018年のUZR確定版のリンクをこちらに貼っておきます。
まとめ
まとめますと・・・
- 京田選手が源田選手に迫る好数値
- 京田選手の高い併殺獲得能力に注目
- 亀井選手がここにきて守備覚醒中
正直、京田選手がここまで守備面で1位に迫ってくるとは予想していませんでした。
今後の動きに要注目ですね!
ちなみにUZR(守備指標)はセイバーメトリクスの指標のひとつです。
「セイバーメトリクス」ってなに?という方には、
セイバーメトリクスとは?「指標」と「統計データ」で野球の楽しみを広げるで詳しく解説しています。
ぜひどうぞ。