4月第2週終了時点でのUZR(守備指標)ランキングをまとめました。
まだまだ守備イニング数が少なく参考程度にしかなりませんが、
徐々に数値が高い選手とそうでない選手の差が開き始めています。
しかし・・・
昨年UZR数値が高かった選手で2019年は低い位置からスタート・・
という選手も結構目立ちますね。日ハムの西川選手や大田選手など。
まぁ、この守備イニング数でどうこういうことはできないのですが、
本当にここから数値が上がってくるのか、
ファンとしては若干心配ではありますよね(笑)
そういった部分も含めて数値をしっかりと振り返りたいと思います。
だいたい5〜6分程度で読める内容となってますので、
少々おつきあいお願い致します。
「UZR(守備指標)」ってなんだろう・・?というかたは、
守備を「指標」で評価ができる「UZR」とは?理解すると野球の楽しみが2倍に!
で詳しく解説してます。
Contents
ファーストUZR(守備指標)ランキング:内川選手が引き続きトップに
ポジションの特性上、
普段あまり数字が動かないファーストですが、
シーズン序盤はさすがに数値の上下がありますね。
その中で内川選手が引き続きトップ。
巨人の岡本選手は昨年UZR-7.3とファースト最下位の数値だったので、
今年の数値には注目しているのですが・・・
現状では引き続き大幅マイナスへ向かってます。
セカンドUZR(守備指標)ランキング:菊池選手のUZRが大きくマイナスへ
昨年トップだった菊池選手は失策がやや目立ち、
数値としては最下位の位置となっています。
まだまだ序盤なので、
数値などすぐに上昇していきますが・・・どのように上がっていくか注目したいですね。
ショートUZR(守備指標)ランキング:日ハム中島選手がトップに
ショートは安定した守備を見せている日ハムの中島選手がトップです。
試合を見ていても・・・
- 守備範囲が広い
- グラブさばきがうまい
- 送球が安定している
例年以上に動きが良いように見えます。
もう少しUZRの詳細を見てみましょう。
UZR(守備指標)は下記の指標で構成されています。
- ARM (送球貢献)・・捕殺数だけでなく、走者の進塁をどれだけ抑止したかを計る指標
- DPR (併殺貢献)・・併殺が期待される状況で、どれだけ併殺を完成させたかを計る指標
- RngR(守備範囲)・・守備範囲の広さを表す指標
- ErrR(失策防止)・・平均的な失策発生状況と比較し、「どれだけ失策を犯したか」ということから貢献度を計った指標
内野手であれば、DPR(併殺貢献),RngR(守備範囲),ErrR(失策防止)の3つの指標、
外野手であれば、ARM(送球貢献),RngR(守備範囲),ErrR(失策防止)の3つの指標から成り立っています。
やっぱりこの「ErrR(失策防止)」の数値が高いというのは安心感がありますよね。
ErrR(失策防止)が高いということは・・・
グラブさばきが上手い→失策が少ない→難しい打球も捌く
ということが言えます。
昨年の中島選手は失策がやや多く、
ErrR(失策防止)の数値を落としてしまいましたが、
今年の出だしは好調のようです。
まだまだ守備イニング数が少ないので参考程度ではありますが。
源田選手は昨日の死球の影響が心配です。
サードUZR(守備指標)ランキング:ビヤヌエバ選手に注目が集まる
サードは相変わらず松田選手の1強なのかな・・・
とも思ってましたが、
巨人の新外国人ビヤヌエバ選手に注目が集まるかもしれません。
守備の評判もここまで良さそうですし、
数値も良いスタートを切っています。
サードは松田選手の独擅場になっているため、
一石投じることができるか注目です。
レフトUZR(守備指標)ランキング:筒香選手がトップに
レフトは筒香選手が数値を伸ばしています。
ただし、筒香選手も肘に死球を受けてしまったため、
ちょっと心配ですね。
どうなることやら・・・
センターUZR(守備指標)ランキング:西浦颯大選手が躍進
センターはオリックスで2年目の西浦颯大選手がトップに位置してます。
昨年好数値を叩き出している日ハム西川選手は最下位から。
ここから上がってくるとは思いますが・・・
ライトUZR(守備指標)ランキング:平田選手が引き続きトップ
平田選手は本当に数値が安定しているな・・・という印象。
しかし、ちょっと10日の巨人戦で右手手首付近を痛めたということで、
少し心配です。
昨年3強のうちの一人だった大田選手はまだ大幅マイナスです。
打撃は上向きなので、
守備の数値もそのうち上がってくると思われます。
キャッチャーUZR(守備指標)ランキング:梅野選手がトップに
本来捕手はUZR評価の対象外ですが、
デルタ社では影響範囲が明らかな部分のみ対象として算出しています。
影響範囲が明らかな部分とは・・・
- 盗塁阻止 ※catcher指標
- 捕逸 ※catcher指標
- 併殺獲得能力 ※DPR
- 失策防止の能力 ※ErrR
となっています。
昨年ゴールデングラブ賞を受賞した梅野選手がトップの位置に。
あと横一線ですね。
2018年UZR(守備指標)ランキングの確定版
参考として、2018年のUZR確定版のリンクをこちらに貼っておきます。
まとめ
まだまだ守備イニング数が少ないので、
あくまでも参考程度の数値となっています。
が・・少しづつ好数値の選手とそうでない選手の差がでてきていますね。
しかしUZRの数値は結構マイナスにも振れるので、
過信するのは危険です。
ちなみにUZR(守備指標)はセイバーメトリクスの指標のひとつです。
「セイバーメトリクス」ってなに?という方には、
セイバーメトリクスとは?「指標」と「統計データ」で野球の楽しみを広げるで詳しく解説しています。
ぜひどうぞ。