こんにちは。
デルタ社が公開しているUZR(守備指標)をずっと追っている
てぃ(@th0m0m)です。
2018年のペナントレースが終了しましたので、
センターのUZRランキング詳細をまとめました。
「UZR」ってなんだろう?という人は、
守備を「指標」で評価ができる「UZR」とは?理解すると野球の楽しみが2倍に!
で詳しく解説しています。
この記事ではこんなことをまとめています。
- 2018年センターのUZRランキング
- センターUZRの詳細内訳
- 丸選手のUZRがシーズン途中から急降下
データを取り始めた6月半ばごろは丸選手がトップ付近にいたのですが、
終わってみれば今年の丸選手、UZRはマイナスで着地に・・・
トップとなったのは中日の大島選手ですね。
守備は30歳付近から衰えてくる・・と言われるものの、
今年32歳ながらセンターという走り回るポジションでUZR1位。
昨年は大幅マイナスのUZRとなってましたが、
見事復活。
このあたり中日ファンからどのように見えたのか気になるところです。
申し訳ないけど僕は日ハム戦中心の観戦だったため、
中日の試合事情はあまり詳しくないのです・・
来年は全体的に幅広くみないといけませんね~。
そのあたりも含めて詳しく見ていきます。
だいたい5分程度で読める内容となってますので、
少々おつきあいください。
Contents
2018年センターUZR(守備指標)は大島選手が断トツでトップ
センターはシーズン半ばから、
大島選手と桑原選手での争いとなってました。
結果としては大島選手がUZR1位を獲得です。
桑原選手は2位。
日ハムの西川選手は後半・・
というよりも最後の最後でUZRの数値を伸ばしてきましたね。
3位で着地となっています。
2018年センターUZR詳細:日ハム西川選手は送球がもったいない
- ARM(送球貢献)・・補殺数だけでなく、走者の進塁をどれだけ抑止したかを測る指標
- RngR(守備範囲)・・守備範囲の広さを表す指標
- ErrR(失策防止)・・平均的な失策発生状況と比較し、「どれだけ失策を犯したか」ということから貢献度を計った指標
センターで注目したいのは、
やはりRngR(守備範囲)の指標ですね。
守備範囲も大島選手がトップですが、
RngR(守備範囲)の数値2位には西川選手が食い込んできます。
- 大島 洋平・・10.3 (RngR)
- 西川 遥輝・・9.6 (RngR)
- 桑原 将志・・8.2 (RngR)
32歳ながらRngR(守備範囲)トップの大島選手は「さすが」なのですが、
西川選手ももったいない。
西川選手は肩が強くない・・ことで有名となってしまってますが、
それはUZRにもモロに影響がでています。
ARM(送球貢献)の数値は大幅マイナスの-3.9。
もしこれが・・平均レベルであれば、
UZRの数値もトップと差がほとんどないとこまでいけるんですが・・
日ハム西川選手のUZR(守備指標)※2014年~2018年
西川選手のUZR(守備指標)を振り返ってみましょう。
2014年セカンド時のUZRはマズイ数値ですが、
「セカンド→レフト→センター」と守備位置を変更してからは、
数値も良い方向に向いています。
西川選手の武器である守備範囲もRngRの数値として
きっちりと反映されていますね。
送球貢献の数値ARMは昨年もマイナス、
今年もマイナスとなっており、これが課題となりそうです。
が・・肩の強さはトレーニングで強くなるものでもないですし、
こればかりは改善するのは難しそう。
その分は広い守備範囲でカバーしてくれてますが、
それだけにもったいない・・と感じますよね~。
大島選手のUZR(守備指標)は復活?!
ところで、今年UZRトップの大島選手。
2014年からのUZRを見てみましょう。
正直昨年までの数値を見ていると・・・
なんて思ってしまいましたが、
そんなことは関係なく、
今年は素晴らしいUZRの数値を記録しましたね。
なによりRngR(守備範囲)の指標でトップ・・
というのが輝いていると思います。
守備範囲というのはセンターの見せ場ですからね~。
丸選手のUZR(守備指標)が急降下
これがちょっと気になるところ。
丸選手は6月ごろまでUZRトップ争いをしていましたが・・
後半は急降下。
昨年までUZRの数値も段階を踏んで向上していましたが・・
特に今まで良かったARM(送球貢献)の数値が一気に悪化しましたね。
守備範囲(RngR)もですが・・
このあたりは広島ファンの方はどう感じているのか、
ぜひ聞いてみたいところです。
2019年最新UZRランキングはこちらから
まとめ
もし宜しければ簡単なアンケートにご協力お願いします。
まとめますと・・
- 大島選手が32歳ながらもUZRでトップ
- 西川選手の守備範囲は素晴らしいが送球が非常にもったいない
- 丸選手のUZR急降下が気になる
個人的には大島選手がどこまでUZRの数値をキープできるのか・・
が非常に気になりますね~。
どうしても年齢が重なってくると、
守備範囲は狭くなっていきますので。
他ポジションの2018年UZR確定版は▽こちらからどうぞ。
▷【2018年ファースト】UZR(守備指標)ランキング 確定版
▷【2018年セカンド】UZR(守備指標)ランキング 確定版
ちなみに、UZRはセイバーメトリクスの指標のひとつです。
「セイバーメトリクス」ってなに?という方には、
こちらで詳しく解説しています。
理解しておきたい指標などまとめてありますので、
ぜひどうぞ。
丸選手は今年4月にファインプレーで右足を怪我して1か月程戦線離脱しましたからね。
ちゃんと完治したけど無意識に庇ってしまっているなど何かしらの影響があるかも知れないです。
まぁ大島選手の様に来年は少なくともUZRがマイナスになっているなんて事は無いと思いますけど。
あと大島選手の守備は本当に素晴らしいですよ。
前進守備を超えた打球を好捕するファインプレーも何度も見ましたし(取れない場面もあったけど)、
両翼の選手が捕ってもおかしくない打球もちゃんとケアして捕ります。
ライバルの我らが桑原選手も打撃面では月によってムラが大きいですけど、
守備に関しては本当に12球団の中でも屈指と言って良いレベルだと思います。
単純な守備範囲という面でも素晴らしいのはUZRを見ても分かりますけど、
フェンス直撃やダイビングキャッチを気にしないガッツ溢れる積極的な守備をしていまして、
「味方を奮い立たせる」という面じゃ大島選手より素晴らしいものがあると贔屓目ながら思います。
逆に僕はセリーグばかり見ているのでちょっと意外だと思ったのが柳田選手でした。
パリーグTV等で肩の凄さは知っていたので守備力が高いと思っていたのですけど、
守備範囲はセンターとしては狭い分類なのですね。ちょっと意外だと思いました。
コメントありがとうございます。
やはり他ファンの方からのお話は参考になります!
>丸選手は今年4月にファインプレーで右足を怪我して1か月程戦線離脱
そうですよね、やはりこれがシーズン中盤でじわじわと響いてきた・・
と考えられますよね。
打撃成績が素晴らしかったので、
ついつい忘れがちでしたけど・・・
>大島選手と桑原選手
特に桑原選手は強肩でも有名ですし、素晴らしいですよね。
一時期は送球の指標も飛びぬけている時期がありました。
「ガッツ溢れる積極的な守備」に加えて「強肩」でも魅せることができる選手は
見てて惚れ惚れしますよね~。
>意外だと思ったのが柳田選手
柳田選手に関しては時々「一歩目が遅いのでは・・」なんて意見が飛び交うのですが、
UZRの指標は昔からあまり良くないんですよね。
【柳田選手の2014年以降 UZRとRngR(守備範囲)】
2014年・・・UZR-15.9(RngR-15.5)
2015年・・・UZR-6.8 (RngR-11.2)
2016年・・・UZR-2.5 (RngR-3.4)
2017年・・・UZR-11.3(RngR-12.0)
2018年・・・UZR 2.1 (RnhgR-2.2)
守備範囲を示すRngRの数値が毎年悪く、
指標の足を引っ張っている形です。
逆にARM(送球)の数値が良いので、
そちらでカバーしている感じですね!