こんにちは。
少しでも野球を楽しく観戦するために、
セイバーメトリクスを簡潔にわかりやすく解説している
てぃー(@th0m0m)です。
2018年のWHIP(出塁頻度)をランキングにしてみました。
規定投球回数以上が対象となっています。
WHIP(出塁頻度)を簡単に説明しますと・・・
詳しくは・・・
【野球】WHIPの指標とは?読み方や意味、計算方法について
でも詳しく解説しています。
要するに、この指標は「投球の中身」がわかる指標となっているわけですね。
なのでWHIPは単体で見るよりも、
「FIP(投手能力)」の指標や「防御率」と合わせて見ると良いと思います。
そのあたりも含めて、
2018年のWHIPランキングを見ていきたいと思います。
だいたい5分程度で読める内容となってますので、
少々おつきあいください。
最初に・・WHIP(出塁頻度)の読み方は「ウィップ」
ランキングの前に一番多い質問の回答を・・・
この質問が非常に多いんですよね。
WHIPの読み方は、
一般的に「ウィップ」と読みます。
面白い指標なのですが、
ほとんどテレビで取り上げることもないので、
読み方がわからないのは当然ですよね。
2018年のWHIPランキング
参考数値
- 1.00未満→球界を代表するエース
- 1.20未満→エース級
- 1.32→平均
- 1.40→平均以下
- 1.50→悪い
イメージ的には「1.20未満」は優秀・・といったところでしょうか。
表右側の「K-BB%(奪三振-与四球)」を見ると、
WHIP上位の投手はみんな「K-BB%(奪三振-与四球)」が優秀ですね〜。
基本的には「K-BB%(奪三振-与四球)」が優秀
↓
与四球が少ない
ということにもなるので、
当然といえば当然ですが・・・
注目は「GB(ゴロ)率」と「WHIP(出塁頻度)」
ちょっと注目したいのが「ゴロ率(GB率)」とWHIPの関係性ですね。
WHIP(出塁頻度)の数値が悪い投手は、
ほとんど「ゴロ率(GB率)」が高いんですよね。
逆にWHIP(出塁頻度)の数値が良い投手は、
ほとんど「フライになる率」が高い傾向。
やはり、ゴロに関しては一定確率で野手の間などを抜け、
安打となってしまうから、とも考えられます。
WHIPの数値を向上させるには・・・
球に力をつけて「フライを打たせる+三振を取れるようにする」
という必要がありそうです。
そう考えると投球の原点はやっぱり・・・
いかに速い球(力のある球)を投げ、三振をとるか
という部分に集約されてくる感じがしますよね。
2019年注目したい投手は「ガルシア投手」
中日を退団となったガルシア投手ですが、
阪神入りが確定しています。
2019年はこのガルシア投手に少し注目したいところです。
理由はこの通り。
- 防御率は2.99と優秀の結果
- ゴロを打たせて取るタイプで、指標の数値は決して良くない。
※FIP(投手能力)やK-BB率(奪三振ー与四球)の数値が良くない
ガルシア投手は、
指標から見ると「走者は出すものの、粘り強く抑えて得点を許さない粘り強い投手」と
見ることができますが、
逆にいうと・・
と見ることもできます。
このあたり2019年どのように結果となるのか。
個人的に注目したいところですね〜。
しかも、守備が良いとは言えない阪神に入団。
う〜ん、楽しみです。
まとめ
まとめますと・・・
- WHIPは投球の内容を見ることができる指標
- WHIPが優秀な投手は「フライ率」が高い
- WHIPが優秀な投手は「K-BB率(奪三振ー与四球)」が高い
- WHIPが悪い投手は「ゴロ率」が高い
WHIPは「投球の内容」を見ることができる指標なので、
このように他の指標と合わせて見ると面白さを発揮できますよね。
ガルシア投手、注目ですよ。
その他セイバーメトリクスの指標について知りたい方は、
セイバーメトリクスとは?「指標」と「統計データ」で野球の楽しみを広げる
で詳しく解説しています。