こんにちは。
デルタ社が公開しているUZR(守備指標)ランキングを毎週追っている
てぃー(@th0m0m)です。
「UZR(守備指標)」ってなに・・?というかたは、
守備を「指標」で評価ができる「UZR」とは?理解すると野球の楽しみが2倍に!
で詳しく解説してますので、ぜひ見てみてください。
9月も終了してペナントレースは残り僅か・・となってきましたね!
特にセ・リーグはクライマックスシリーズへ向けた争いも激化しています。
そんな中、昨今注目されているのがUZR(守備指標)。
先週は日ハムのセンター西川選手が好調で数値を大きく伸ばしています。
そのあたりも含めてしっかりと見ていきましょう。
だいたい5分程度で読み終わる内容となってますので、
少々お付き合いお願いします。
Contents
ファーストUZR(守備指標)ランキング:井上選手がトップに!
※注意:画像の「2017年GG賞」がビシエド選手となっていますが、
正しくはロペス選手です
ファーストのトップは山川選手から井上選手に変わりました。
しかし、依然として混戦模様。
最後まで目が離せませんね~。
セカンドUZR(守備指標)ランキング:菊池選手が突き放す
セカンドは菊池選手がトップをキープ。
山田選手との差を先週よりも若干広げています。
菊池選手のUZR10.7は今季最高の数値であり、
やっぱり地力はありますね~。
山田選手がどこまで迫れるか注目です。
また、山田選手と菊池選手はUZRの数値は近くても守備の内容が正反対です。
これについては・・・
【2018年9月3週】UZR(守備指標)ランキング。山田・菊池選手の違い
で詳しく解説しています。
簡単にまとめますと、こんな感じです。
- 菊池選手→守備範囲は広くないが「併殺能力」と際立つ「難しい打球の捌き」
- 山田選手→広い守備範囲
ショートUZR(守備指標)ランキング:源田選手が止まらない
ショートはもはやコメントありません(笑)
源田選手が圧倒的にトップを突き進んでいます。
源田選手の凄さについては・・・
【2018年9月4週】UZRランキング。源田選手のひとり旅
で詳しく書いています。
なんといっても凄いのが・・・
ショート名手の安達選手と坂本選手がいてもこの突き抜け具合・・といったところ。
UZR(守備指標)は相対評価ですので、
それが逆に凄さを強調していますね~。
サードUZR(守備指標)ランキング:松田選手の独走
サードは大勢も決していまして、
松田選手の独走です。
一時期が大混戦の模様だったのですが、
終盤にきて松田選手が他選手を突き放す展開。
もう誰も追いつけませんね~。
レフトUZR(守備指標)ランキング:島内選手がついにトップ!
レフトは動きがありまして、
島内選手がついに規定に達しました。
そのため、今まで近藤選手がトップでしたが入れ替わりますね。
UZRは守備イニング数が多いほど数値は高くなる傾向があります。
そのため、純粋に守備力を比較したい場合「UZR1000」を使いますが、
この「UZR1000」でも近藤選手と比較した場合かなり差がありますね。
規定にさえ届けば、このままトップで駆け抜けそうです。
センターUZR(守備指標)ランキング:西川選手が好調
センターのUZRトップは変わらず桑原選手ですが、
先週は日ハム西川選手が数値を大きく上げてきました。
以前も西川選手は記事中で取り上げたのですが、
守備範囲は12球団屈指なものの、
送球(肩)の指標で大きく数値を下げてしまうんですよねぇ。
どうしようもないのですが、これがもったいない。
これはセンター上位3名のUZR詳細です。
- ARM (送球貢献)・・捕殺数だけでなく、走者の進塁をどれだけ抑止したかを計る指標
- RngR(守備範囲)・・守備範囲の広さを表す指標
- ErrR(失策防止)・・平均的な失策発生状況と比較し、「どれだけ失策を犯したか」ということから貢献度を計った指標
守備範囲を示すRngRの指標は守備の名手が集まるセンターで2位。
これは素晴らしい数値ですね。
しかし送球貢献を示すARMの数値は-4.4。
UZRは「0」が12球団平均となりますので、
西川選手の送球は「12球団平均を大きく割っている」ということになります。
このARM(送球貢献)は捕殺だけを計算しているわけではありません。
「走者の進塁をどれだけ抑止したか」も含みますので、
西川選手に打球が飛んだ場合、
積極的に次の塁を狙われていることがわかります。
この「送球」が・・・せめて12球団平均並み~少しプラスであれば、
センターUZRで1位まで見えてくるのですが・・
なので日ハムファンの僕からすると「もったいない」と感じるわけですねぇ。
しかし、肩というのは天性のモノもありますので、
どうしようもないことも事実。
それだけにもどかしいですね・・・
ライトUZR(守備指標)ランキング:大田選手が差を詰める
僕は日ハムファンですので、どうしても大田選手を中心に見てしまいますが・・
上位3人の差が縮まってきましたね~。
大田選手が数値を伸ばした・・というよりも、
上2人が少し数値を落としているため、
結果的に差が縮まってきた感じです。
大田選手が上位2人をまくれるかどうか注目ですね~。
まとめ
まとめますと・・・
- 西川選手が先週は好調で大きく数値を伸ばす
- 西川選手の守備範囲は12球団トップクラスも送球評価は大きくマイナス
- 島内選手が規定に達したためレフトUZRで1位
シーズンも残り僅かとなってきました。
ゴールデングラブ賞とUZRの比較が楽しみになってくる時期ですね(笑)
今年のゴールデングラブ賞はどうなるでしょうか。
ちなみにUZR(守備指標)はセイバーメトリクスの指標のひとつです。
「セイバーメトリクス」ってなに?という方には、
セイバーメトリクスとは?「指標」と「統計データ」で野球の楽しみを広げるで詳しく解説しています。
ぜひどうぞ。