こんにちは。
デルタ社が公開しているUZR(守備指標)ランキングを毎週追っている
てぃー(@th0m0m)です。
まず最初に、UZR(守備指標)ってなんだっけ・・・?
というかたは守備を「指標」で評価ができる「UZR」とは?理解すると野球の楽しみが2倍に!で詳しく解説しています。
シーズンも終盤になって、
UZRランキングの大幅な動きなどは無くなってきましたが・・・
1人だけ頭二つ分ぐらい抜け出しているポジションと、
大混戦のポジションと完全に二極化している感じですね~。
その中でもヤクルトの山田選手がセカンドでトップに迫るところまで上がってきました。
菊池選手が珍しく今週数値を大きく落としているので、
大混戦の模様となってきましたね。
そのあたりも含めてしっかりと見ていきたいと思います。
5分程度で読むことができる内容となってますので、
少々おつきあいください。
Contents
ファーストUZR(守備指標)ランキング:中田選手がトップに迫る
ファーストのUZRトップ、ここ最近は銀次選手となってますが・・・
中田選手がここ1ヶ月ぐらい好調で数値を少しづつ伸ばしています。
今週は銀次選手と山川選手が数値を少し落としているため、
中田選手が2位の位置に。
トップとの差もUZRで0.7まで迫っています。
すぐ後ろには山川選手もいますので、
ここは最後まで激戦になりそうですね~。
もともとファーストはポジションの特性上、
あまり大きく数値が動かないので、
エラーしないことと球際をしっかり処理することがポイントとなるでしょうか。
まぁ球際に打球がくるかどうかなんて短い期間で見ると「運」になりますけどね。
取れない打球は取れませんので。
セカンドUZR(守備指標)ランキング:山田選手の1位が見えてきた!?
山田選手がトップに大接近しています。
菊池選手が数値を落としているので、
その差は0.3。
UZRは基本的に守備イニング数が多いと数値は高くなる傾向があるため、
守備イニング数を揃えて評価する「UZR1000」というのがありますが、
こちらでは山田選手・菊池選手ともに互角です。
そう考えると、このまま最後までもつれる可能性もありますし、
山田選手が抜け出す可能性もありますね~。
ヤクルト山田選手の強みは広い守備範囲
その山田選手ですが、
強みは広い守備範囲です。
セカンドの守備範囲指標RngRは吉川選手に次いで2位の数値です。
- 吉川 尚輝・・6.3
- 山田 哲人・・5.7
- 中村 奨吾・・3.0
- 浅村 英斗・・2.3
- 高橋 周平・・1.3
- 菊池 涼介・・-0.4
- 糸原 健斗・・-2.4
吉川選手は故障で守備イニング数が極端に少ないため、
山田選手とそのまま比較はできませんが・・・
その他の選手と比較してもRngR(守備範囲)の数値は優秀です。
それにしても菊池選手のRngR(守備範囲)は数値上良くないんですよね。
菊池選手はDPR(併殺貢献)とErrR(失策防止)の数値が抜群で、
ここでUZRを稼いでいます。
このあたりはまた別記事で細かく見ていきたいところです。
- ARM (送球貢献)・・捕殺数だけでなく、走者の進塁をどれだけ抑止したかを計る指標
- DPR (併殺貢献)・・併殺が期待される状況で、どれだけ併殺を完成させたかを計る指標
- RngR(守備範囲)・・守備範囲の広さを表す指標
- ErrR(失策防止)・・平均的な失策発生状況と比較し、「どれだけ失策を犯したか」ということから貢献度を計った指標
山田選手の年度別UZR(守備指標)
ついでに山田選手の年度別UZRの成績を見てみました。
昨年はWBCの影響もあったのでしょうか。
シーズン序盤は打撃も苦しんでいたと記憶していますが、
守備指標のUZRも苦しんでいたのが見受けられますね。
しかし、しっかり今年は盛り返してきているのが山田選手の凄いところ。
ここからの活躍に注目です。
ショートUZR(守備指標)ランキング:源田選手が不動のトップ
ショートはいつも通り源田選手がぶち抜けています。
特徴は毎週言っているんですが、異常なまでに広い守備範囲。
メットライフドームにいって源田選手の守備を動画で徹底的に撮ってこようかなぁ。
400mmの望遠レンズでもいけるかな・・・
テレビでは細かい守備位置や、
打球が飛んでからの反応速度などはわかりづらいんですよね。
このあたりもっとテレビ中継は頑張るべきです。
試合の勝敗以外にもプロのプレーは見るべき点が沢山あるのに、
そこを追求しようとしないですからね。
ほんともったいない。
サードUZR(守備指標)ランキング:大山選手が規定に再び
サードは阪神大山選手が再び規定に乗ったため、
3位にランクイン。
すっかりサードは松田選手が抜けてしまいましたね。
あとは割と横一線ですね。
もう少し他の選手にも頑張ってほしいような気もします。
レフトUZR(守備指標)ランキング:近藤選手が引き続きトップ
レフトは規定以上では近藤選手が断トツトップとなっています。
近藤選手の守備に関しては8月2週の時にも取り上げましたが・・・
あれからRngR(守備範囲)の数値もしっかり伸ばし、UZRの数値を押し上げています。
日ハムファンの僕としてはやっぱり嬉しいですね~。
このまま頑張ってほしい。
センターUZR(守備指標)ランキング:大島選手がトップを維持
センターも大勢決してしまいましたかね~。
大島選手が不動のトップとなっています。
他の選手が追いかけても、ここからはちょっと難しそうですか。
大島選手もいずれ別記事で細かく見ていきたいところですね。
ライトUZR(守備指標)ランキング:大田選手がさらに数値を伸ばす!
ライト3強の争いは、大田選手の復帰により大激化しています。
その中でも日ハムの大田選手が好調。
数値をグイグイあげてトップに迫っています。
もともと守備範囲を揃えて比較する「UZR1000」では断トツトップなので、
守備イニング数が増えてくればUZRも上がってくるのは必然ですよね。
こちらは要注目です。
まとめ
まとめますと・・・
- ヤクルト山田選手がトップに急接近
- ライトは日ハムの大田選手が好調
UZRはちょっと数値が飛び抜けているポジションと激戦のポジションが2極化してしまいましたが・・・
最後まで目が離せませんね。
要注目です。
ちなみにUZR(守備指標)以外のセイバーメトリクスの指標を知りたい方は、
セイバーメトリクスとは?「指標」と「統計データ」で野球の楽しみを広げるで詳しく解説しています。