こんにちは。
少しでも野球を楽しく観戦するために、
セイバーメトリクスの指標を簡潔にわかりやすく解説している
てぃー(@th0m0m)です。
セイバーメトリクスの指標の中でも最近注目されているのが「UZR」です。
ここのブログで様々な選手のUZRをまとめていますが、
今回はショート名手の坂本選手(巨人)のUZRをまとめていきます。
![UZR(守備指標)とは?2018年ランキング](https://i0.wp.com/gogo-fighters.com/wp-content/uploads/2018/04/アイキャッチ.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)
ここ2年のショートUZRは「源田選手」が存在感を示しています。
![](https://i0.wp.com/gogo-fighters.com/wp-content/uploads/2018/10/アイキャッチ-1.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)
その前は巨人の坂本選手、
オリックスの安達選手が常にUZRの上位に位置していました。
そのあたりを含め、
詳しく見ていきたいと思います。
だいたい5分程度で読める内容となってますので、
少々おつきあいください。
Contents
坂本選手のUZR(守備指標)はショートトップクラス
![坂本選手のUZR(守備指標)はショートトップクラス](https://i0.wp.com/gogo-fighters.com/wp-content/uploads/2019/02/坂本UZRまとめ-1.jpg?resize=598%2C203&ssl=1)
- DPR (併殺貢献)・・併殺が期待される状況で、どれだけ併殺を完成させたかを計る指標
- RngR(守備範囲)・・守備範囲の広さを表す指標
- ErrR(失策防止)・・平均的な失策発生状況と比較し、「どれだけ失策を犯したか」ということから貢献度を計った指標
UZRは「同ポジションでの相対評価」なので、
坂本選手のみのUZRを切り出してもいまひとつわかりませんが・・・
2016年までのRngR(守備指標)の数値と、
ErrR(失策防止)の安定感は目を引きますね。
1年づつランキング表を見てみましょう。
坂本選手の2014年のショートUZRは3位の位置
![2014年のショートUZR(守備指標)ランキング](https://i0.wp.com/gogo-fighters.com/wp-content/uploads/2019/02/坂本2014-1.jpg?resize=670%2C278&ssl=1)
2014年のUZRは3位となっています。
上と下の差がハッキリとした結果になっていますね。
圧倒的な守備範囲の広さを見せていたのは「安達選手」となっています。
次点では「今宮選手」。
その次に「坂本選手」という順番。
坂本選手は「DPR(併殺貢献)」も含め全ての指標でプラスと、
安定感があるのも特徴です。
坂本選手の2015年UZRは12球団トップ
![坂本選手の2015年UZRは12球団トップ](https://i0.wp.com/gogo-fighters.com/wp-content/uploads/2019/02/坂本2015-1.jpg?resize=670%2C328&ssl=1)
坂本選手はゴールデングラブ賞こそ逃しましたが、
UZRの数値では12球団でダントツトップを記録。
昨年トップだった安達選手を抑えての1位なだけに、
価値ある数値だとですね。
数値の内訳も、併殺獲得・守備範囲・失策防止と全てにおいて高水準であり、
非常にバランスが良い選手・・というのが数値からわかります。
2016年は中島選手(日ハム)にトップを取られ2位の数値
![2016年は中島選手(日ハム)にトップを取られ2位の数値](https://i0.wp.com/gogo-fighters.com/wp-content/uploads/2019/02/坂本2016-2.jpg?resize=670%2C353&ssl=1)
2016年は日ハム中島選手がUZRトップとなりました。
それにしても・・・
坂本選手はこの年にゴールデングラブ賞をとるわけですが、
やっぱり記者投票は「印象」の部分が強いので、
UZRの実績と1年遅れで受賞するケースもありそうですよね。
そう考えると指標は悪くても、
好印象が根強く残っていた鳥谷選手が、
ゴールデングラブ賞に残り続けていた理由がよくわかります。
ということで、
好成績を残した昨年から1年遅れでゴールデングラブ賞受賞しています。
RngR(守備範囲)の数値が落ちてくる2017年?
![RngR(守備範囲)の数値が落ちてくる2017年?](https://i0.wp.com/gogo-fighters.com/wp-content/uploads/2019/02/坂本2017-2.jpg?resize=670%2C328&ssl=1)
守備成績は向上を見せ、失策数は自己最少の9個とシーズン全体で初めて一桁にとどめ、
遊撃手としてリーグ1位となる守備率.987を記録[56]、2年連続のゴールデングラブ賞を受賞した。
とありますが、
UZR(守備指標)を見てみると「源田選手」の躍進が目立ちます。
確かに坂本選手は「ErrR(失策防止)」の数値は好数値となっていますが、
持ち味だった「RngR(守備範囲)」の数値が他選手と比較しても物足りないかな・・
というのが正直な印象。
年齢はこの年で28歳。
周囲のレベルが格段に上がってきたのか、
少々年齢やコンディションの影響で「守備範囲(RngR)」に影響がでてきたのか・・
このあたり、
UZRを見ていると世間一般の見方とは変わった見方ができてきます。
UZR(守備指標)の面白いところです。
1年だけなら「たまたま」かもしれませんが・・・
2018年のUZRは源田選手に大きく引き離される
![2018年のUZRは源田選手に大きく引き離される](https://i0.wp.com/gogo-fighters.com/wp-content/uploads/2019/02/坂本2018-2.jpg?resize=764%2C353&ssl=1)
源田選手がやばいぐらいダントツトップですが、
こちらは仮運営中の姉妹サイト「源田ドットコム」で詳しく解説しています。
▷【2018年】源田壮亮選手のUZR(守備指標)は異次元の数値
※リンク先は姉妹サイトの「源田ドットコム」となっています
2018年はUZRでは2位の数値ですが、
以前まで桁違いだったRngR(守備範囲)の数値が他選手と同等な位置となっています。
総合的にはまだまだ好数値ですが、
以前までの坂本選手と比較すると少し物足りないか。
もちろん怪我の影響もあると思いますが、
2年連続でRngR(守備範囲)の数値が低迷してきているのは気になる点です。
2019年の見所はここにありますね。
「RngR(守備範囲)」の数値がどうなるか。
注目です。
まとめ
まとめますと・・・
- 坂本選手の2015年UZRは非常に素晴らしかった
- 2017年〜2018年は守備範囲に限りが見えてきた?
- 2019年は坂本選手の「RngR(守備範囲)」に注目
ショートUZRは「源田選手が一強」の時代です。
やはり年齢には勝てないのか・・・?
坂本選手がどこまでついていけるのか、
2019年は「坂本選手のRngR(守備範囲)」の数値に注目ですね〜。
ちなみに、UZRはセイバーメトリクスの指標のひとつです。
「セイバーメトリクス」ってなに?という方には、
こちらで詳しく解説しています。
理解しておきたい指標などまとめてありますので、
ぜひどうぞ。