イップスについて

まともに送球ができなくなるイップス。叱責が引き金に・・・

叱責が引き金に送球ができなくなるイップス

こんにちは。
現役時代イップスで捕手からマウンドまでの返球が届かなくなった
てぃー(@th0m0m)です。

僕の体験談は野球選手を苦しめるイップスとは?体験談を交えてイップスを考える
にて詳しく書いています。

野球選手を苦しめるイップスについて
野球選手を苦しめるイップスとは?体験談を交えてイップスを考える野球選手を苦しめる「イップス」。この記事では「イップスとは何か」「イップスの原因」などを、体験談を交えて考えていきます。イップスは精神的な症状となるので、なかなか難しい問題です。...

今回はPさんから「イップスの体験談」を頂きましたので、
そこからイップスを考えてみたいと思います。

だいたい5分程度で読める内容となってますので、
少々おつきあいください。

野球におけるイップスの体験談。セカンドーファーストの距離が投げられなくなる

Pさんの体験談です。

私がイップスを発症したスポーツは野球です。
時期は高校1年生の秋ごろになります。

当時ピッチャーをやっていたのですが、
バッティングを買われ野手にコンバートしました。
野球を始めたころからずっとピッチャーをやっており、
他のポジションの経験はありませんでした。

私はセカンドを守ることになったのですが、
ファーストに送球する際に力加減がわからず、
うまく投げることができませんでした。

ピッチャーはキャッチャーまでの投げる距離が毎回同じなのは言うまでもないですが、
野手の送球はそうではありません。
打球や送球距離に応じて力加減を考え、
投げ分けなければなりません。

その手加減ができなかった私は、
投げるボールがすっぽ抜けたり、
たたきつけたりしてしまいました。

最初のうちは、
ポジションが変わったばかりだったこともあり、
周りも気を使ってくれていましたが、
一向に送球が安定しない自分に周りもしびれを切らすようになりました

投げることをメインにたポジションをずっとやっていた選手が、
どうして送球の一つもまともにできないのかと叱責されることもありました

叱責により悪化するイップスの症状

最初は自分自身の技術不足が招いているものだと思っていたので、
練習をすれば改善すると考えていましたが・・・

いつしか投げるのが怖いと感じるようになり
セカンドからファーストまでの距離がまともに投げられなくなりました。
これがイップスなんだと思います。

そして、イップスはさらに悪化していきます・・・

ポジション変更で解消されるイップス

その後私は外野にポジションを移すことになるのですが、
外野の送球は思いっきり投げることがほとんどで、
手加減して投げなければいけないというストレスもなくなり、
いつしかイップスも解消されていました。

高校を卒業してからもしばらく野球を続けていましたが、
どこのポジションを守っても投げられなくなるようなことはありませんでした。

当時を振り返るとやはり精神的な部分が、
イップスの発症につながっていると感じます。

自分の送球一つでチームに迷惑がかかる・・・
というプレッシャーやストレスが次第に症状を悪化させたのだと思います。

Pさんの体験談でした。
寄稿ありがとうございます。

まとめ

叱責によってまともに投げられなくなっていく・・・
というのは僕と同じですね。

野球選手を苦しめるイップスとは?体験談を交えてイップスを考える
にて僕の体験談も詳しく書いています。

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やはり「自分の送球一つでチームに迷惑がかかる」という強い気持ちが引き金となり、
体が思ったように動かなくなる・・ということに繋がるようです。

一度発症してしまうと完治させるのが難しいので、
なんとか発症前の予防とケアに力を入れたいところですね。

その他のイップス体験談はこちらからどうぞ。

ABOUT ME
てぃー
物心がついた時から日本ハムファイターズのファン。 札幌移転を機に日ハムを追っかけて札幌へ6年ほど移住し、 福住周辺に住み込む。 詳細はこちらをどうぞ。 現在は埼玉県在住30代。 ネパールで野球を広めるNPO法人ラリグラスの会理事として活動中。

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