こんにちは。
現役時代イップスで捕手からマウンドまでの返球が届かなくなった
てぃー(@th0m0m)です。
僕の体験談は野球選手を苦しめるイップスとは?体験談を交えてイップスを考える
にて詳しく書いています。
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今回はKさんから「イップスの体験談」を頂きましたので、
そこからイップスを考えてみたいと思います。
イップスに関してはなにより・・・・
しっかりとした知識をつけること
これが大事だと思っています。
そのため、体験談からは・・・
- どんな状況で発生したか
- 何が原因なのか
こんなことがわかります。
これらを知ることで「予防」や「発症後の対応」に役立てることができると思います。
だいたい7分程度で読める内容となってますので、
少々おつきあいください。
Contents
【野球】イップスはメンタル病 ※Kさんのイップス体験談。
Kさんの体験談です。
インスタグラムアカウントはこちらからどうぞ。
私は小学校6年生から高校まで野球部に所属していました。
ポジションとしては内野手と投手を主にプレーしていて「投げる」という動作に関しては、
何不自由なくプレーできていました。
イップスを発症した時期と症状
イップスを自覚し始めた時期は大学生の時です。
草野球チームに所属するようになった頃だった思います。
はじめは送球が逸れやすくなった程度だったので、
ただの練習不足かと思っていました。
チームの雰囲気としても和気あいあいプレーを楽しむチームだったので、
「草野球だし、そんなものだろう」特に気にするつもりもなく過ごしていました。
プレーを重ねるうちに、
試合中の送球ミスが目立つようになり、
ミスが目立つようになると送球をするのが怖くなり、
送球することに気がいくと捕球にもミスが出るようになるなど、
負のスパイラルに陥ってしまうようになりました。
そのころにはボールを握ることもままならず指に力が入らない状態でした。
意識するほど症状が悪化する。イップスの負のスパイラル
- ボールをしっかり握ろう
- 指にしっかり掛けよう
と意識するようにしていましたが、
かえって手首の自由が利かなくなり、
近い距離でもとんでもない方向にボールを投げてしまったりと・・・
キャッチボールすらも誰もやりたがらない程でした。
イップスを発症したキッカケ。原因となる1プレーとは・・・・
あるプレーが引き金で。ある時期を境に急に。
というわけではありませんが、
始まりになったのではないかという1プレーがあります。
大学2年のときに参加した地域の草野球大会の準決勝のことでした。
1点を争う好試合の終盤。
サードを守っていた私のところに打球が飛んできて難なく捌き、
「よっしゃチェンジや~」
と思っていた矢先の悪送球。
これがきっかけで2点を奪われ敗れてしまいました。
草野球の試合ではありましたが、
それなりにヘコんでしまいました。
切り替えていたつもりでしたが・・・
今でもたまに思い出すプレーなので、
「メンタル病」とも言われるイップスの要因になっているかもしれません。
Kさんの体験談でした。
寄稿ありがとうございます。
体験談は常時募集してますので、
もし寄稿いただける場合は問い合わせよりご連絡ください。
負の連鎖からひどくなるイップス
野球をやったことがある人であれば、
「送球ミス」というのは誰でも経験していると思います。
Kさんの場合・・・
- 大事な場面で悪送球
- 次は丁寧に投げようと余計な力が入る
- 余計な力が入るため思ったように投げられない
僕が捕手をやっている時にイップスとなり、
投手への返球がままならなくなった時も同じような状況でした。
- 「たかが返球」で悪送球
- 先輩に怒られる
- 怒られたので丁寧に投げる
いつのまにかイップスとなり、
満足に投げられなくなってしまったのを覚えています。
僕の場合、他ポジションでの送球には影響ができませんでしたが・・・
まとめ
1度発症してしまうと「改善」がなかなか難しいイップスという症状。
ミスをしたあとのケア
は非常に大事だと思いますね。
不用意に「怒鳴りつける」などをしてしまうと、
それが引き金にイップスを発症してしまうかもしれません。
特に「大事な場面」でのエラーは心の底にもダメージ受けますから。