こんにちは。
デルタ社が公開しているUZR(守備指標)ランキングを毎週追っている
てぃー(@th0m0m)です。
「UZR(守備指標)」ってなに・・?というかたは、
守備を「指標」で評価ができる「UZR」とは?理解すると野球の楽しみが2倍に!
で詳しく解説してますので、ぜひ見てみてください。
シーズンも残り数試合。
UZR(守備指標)も「1年の結果」がでるところまできましたね~。
毎週UZR(守備指標)を追っていますが、
今回は「源田選手」のUZR(守備指標)に注目していきます。
これ、個人的な感想にはなりますが・・正直歴代最強クラスですよね?
源田選手の強みは・・・
異常に広い守備範囲
これが指標にもしっかりと表れています。
このあたり、しっかり見ていきたいと思います。
だいたい5分程度で読むことができる内容となってますので、
少々お付き合いください。
Contents
ファーストUZR(守備指標)ランキング:井上選手がトップを死守
ファーストは井上選手が変わらずトップです。
一時期(9月9日付近)は銀次選手がトップで、
中田選手が迫る・・ということもあったのですが、
残り2、3試合では厳しいでしょう。
しかし・・これはセ・パともにゴールデングラブ賞は難しい選択になりますね~。
単純に指標で考えればパはロッテの「井上選手」となりますが・・
セは「規定」と「平均」両方を超える選手が誰もいない状況。
そういう意味では、
楽しみではありますけどね・・どうでしょうか。
セカンドUZR(守備指標)ランキング:菊池選手がトップをキープ
セカンドは菊池選手が少し数値を下げたものの、
トップをキープしています。
2位の山田選手との差は「1.0」。
「UZRは守備イニング数が多いほど数値が高くなる」傾向がありますので、
守備範囲を揃えて守備力を比較する「UZR1000」での差は「0.8」。
名手と言われる菊池選手に、山田選手はかなり迫った印象ですね。
交わせそうで交わせませんでしたね。
ショートUZR(守備指標)ランキング:源田選手の守備範囲に注目
やはり注目は西武の源田選手。
特に「後半戦」に入ってからはUZR(守備指標)の数値は伸びっぱなしです。
グラフにしてみるとよくわかります。
ショートは各チーム「守備力が高い選手」を配置してくるので、
相対評価であるUZRの数値は差がつきにくいのですが、
源田選手は頭一つどころか「異次元な値」まで飛びぬけてしまっています。
疲労がたまってくれば数値が下がってきやすいですし、
当然守備機会にも左右されたりもします。
しかしその中でも数値を下げずに伸ばし続ける源田選手は恐ろしいですね。
逆になぜ前半戦はいま一つの数値だったんでしょうか・・
そして、源田選手の最大の強みは「異常なまでに広い守備範囲」です。
守備範囲を表すRngRの数値が非常に高いですね。
詳細を見てみましょう。
- ARM (送球貢献)・・捕殺数だけでなく、走者の進塁をどれだけ抑止したかを計る指標
- DPR (併殺貢献)・・併殺が期待される状況で、どれだけ併殺を完成させたかを計る指標
- RngR(守備範囲)・・守備範囲の広さを表す指標
- ErrR(失策防止)・・平均的な失策発生状況と比較し、「どれだけ失策を犯したか」ということから貢献度を計った指標
RngR(守備範囲)2位は日ハムの中島選手。
名手が揃うショートです。これでもじゅうぶん優秀。
ですが・・源田選手のRngR(守備範囲)は22.4と異常なまでの数値。
この動画でもそうですが、
特に二遊間に飛んだ打球は球際でも、いつも余裕があるように見えるんですよね~。
日ハム中島選手の守備範囲(RngR)も超優秀
さきほども触れましたが、
日ハム中島選手の守備範囲(RngR)も非常に優秀です。
- 源田 壮亮・・RngR 22.4
- 中島 卓也・・RngR 7.4
- 坂本 勇人・・RngR 4.4
- 安達 了一・・RngR 4.3
UZRは相対評価です。
その中で「坂本選手」と「安達選手」を抑えてRngR(守備範囲)2位という数値は
価値があると思いますね。
そして少し気になってくるのは「年齢」ですね。
中島選手は27歳。坂本選手は29歳(今年で30歳)、安達選手30歳・・・
「ショートは30歳を超えると厳しくなってくる」
と聞くこともあります。
来年以降はこのあたり、注意して見ておいた方が良いと思いますね。
でも坂本選手と安達選手が数値下げてしまうと、
さらに源田選手が数値を伸ばしてしまいますけど(笑)
サードUZR(守備指標)ランキング:松田選手がトップで確定
サードトップは松田選手で決まりですね。
日ハムは2試合残していますが、
レアード選手は故障のため数値を大きく上げることは不可能です。
それにしても、サードは松田選手を除くといまひとつな感じがしますね。
もう少し他メンバーに頑張ってほしいところです。
レフトUZR(守備指標)ランキング:島内選手が引き続きトップ
僕は日ハムファンですので、
個人的には近藤選手に頑張ってほしいところですが・・・
やはり島内選手には勝てなさそうですね~。
島内選手は守備イニング数が少ないにも関わらず、
あたま一つ抜けてトップにいます。
ということは・・
守備イニング数を揃えて比較する「UZR1000」で比較すると、
さらに島内選手が差を広げることになりますね。
レフトは守備力が劣る選手が守ることが多いため、
ちょっと上手い選手・センスがある選手が入ると、
UZRで数値が上の選手と下の選手の差が大きく広がる傾向がありますね。
センターUZR(守備指標)ランキング:大島選手がトップをキープ
トップは大島選手がキープしています。
桑原選手が徐々に迫ってきていますが、
ちょっと届かないですかね~。
それにしても大島選手の年齢は32歳。
この年齢でも名手が揃うセンターでトップのUZRの数値。
凄いですね~。
守備範囲を示すRngRもセンターでトップの数値です。
- 大島 洋平(32歳)・・RngR 10.1
- 桑原 将志(24歳)・・RngR 9.1
- 西川 遥輝(25歳)・・RngR 8.1
- 田中 和基(23歳)・・RngR 3.7
どこまでこの守備力をキープできるのか。
要注目ですね~。
ライトUZR(守備指標)ランキング:上林選手が抜け出す
ライトはここにきて上林選手が抜け出しました。
こちらもほぼ確定でしょうか。
「上林選手・平田選手・大田選手」の3人ですが、
高いレベルで同レベルの守備力・・・と言えるでしょう。
この中からゴールデングラブ賞はでてくるかな?
まとめ
まとめますと・・・
- 源田選手は後半戦からUZRが伸びっぱなし
- 日ハム中島選手の守備範囲(RngR)は2位の数値で優秀
- センターは大島選手が32歳ながら首位範囲(RngR)トップ
次回のUZR記事2018年の確定版となりそうですかね。
そのあとは個人別に詳しく切り込んでいく予定です。
ちなみにUZR(守備指標)はセイバーメトリクスの指標のひとつです。
「セイバーメトリクス」ってなに?という方には、
セイバーメトリクスとは?「指標」と「統計データ」で野球の楽しみを広げるで詳しく解説しています。
ぜひどうぞ。