こんにちは、野球用語は片っ端からブログに載せていきたいなぁ・・と考えてる
てぃー(@th0m0m)です。
札幌ドームのスクリーンにも表示されるこの指標「ISO(IsoP)」。
セイバーメトリクスの指標の中ではわりと有名かもしれません。
これもまた知っているとプロ野球が面白くなる指標でして、簡単に言うと・・・
長打力があるかどうか、打者の特徴がよくわかる指標
長打率では「純粋な長打力」を測ることはできない・・というのは、
今さら聞けない「長打率」の意味と計算方法
でやりましたね。
各打者の長打力を見たいのであれば、
この「ISO(IsoP)」の指標を知っておくと便利なんです。
さっそく詳しくみていきましょう。
Contents
打者の長打力がわかるISO(IsoP)の指標。計算方法は?
ISO(IsoP)は各打者の長打力を見るのにもってこいの指標です。
計算方法はというと、いたって単純。
ISOまたはIsoP (Isolated power)
- 計算方法:長打率-打率
※(本塁打×3+三塁打×2+二塁打)÷打数 - 概要:打者の長打力を表す指標。式の通り、単打をいくら打ってもプラスにはならない
この指標は純粋に長打力を見るために作られた指標であり、
運に左右されにくく、年間を通しても安定しやすいと言われています。
2018年ISO(IsoP)ランキング ※6月28日時点
実際に数値を見てみた方がわかりやすいと思います。
各リーグのTOP10とワースト10のランキングを見てみましょう。
ISO(IsoP) トップ10ランキング ※2018年6月28日
見てみると、
打率が低くても長打が多ければISO(IsoP)ランキング上位に食い込んでくることは可能ですね。
OPS、打率と合わせて見ることで、打者のタイプもわかってくるのではないでしょうか。
例えば、ペゲーロ選手の数値を見てみると・・
- 打率は0.236とかなり低い
- ISO(IsoP)は0.250で5位と高い
計算式は(本塁打×3+三塁打×2+二塁打)÷打数なので、
「安打の中でも長打の割合がかなり多い」
こういったこと見方ができますね。
長打率の場合は通常「単打」でも数値は上昇してしまうため、
純粋に長打力を見るには向きませんが、
ISO(IsoP)の場合は「単打を打っても数値は上昇しない」ため、純粋に長打力が測れるわけですね。
ちなみにワーストワンキングも見てみましょう。
ISO(IsoP) ワースト10ランキング ※2018年6月28日
そうですね、やはり個人的に気になるのは・・
打率が高くてISO(IsoP)が低い打者でしょうか。
こういったタイプの打者は「長打が少ないアベレージタイプの打者」と言えるでしょう。
良い悪いではなく、タイプの問題ですかね。
こういったタイプを指標で見分けるために使うと良いと思います。
まとめ
まとめますと・・・
- ISO(IsoP)は純粋な長打力を測ることができる指標
- 打率と合わせて見ることで、打者のタイプを見分けることができる
ひとによってISO(IsoP)の指標の使い方は違うかもしれませんが・・・
僕の場合は打率などとと合わせて見て、
「打者の特徴や傾向」を見ますかね~。
どんなスポーツ新聞でも「打撃成績の順位表」って載ってると思うんですが、
打率の隣にこのISO(IsoP)を入れておくと面白い・・というか見やすいと思うんですよ。
打率が高い↑、でもISO(IsoP)低い↓のであれば・・・
「アヘ単(失礼)か?」なんて想像つきます。
打率がやたら低い↓、でもISO(IsoP)がやたら高い↑なんて打者は、
「なんかこいつやたら長打多いぞ?」
なんてことも瞬時にわかるわけですね。
最近スポーツ新聞購入してないので、
もしISO(IsoP)が載っているならごめんなさい。
ちなみに「セイバーメトリクス」ってなに?という方には、
こちらで詳しく解説しています。
理解しておきたい指標などまとめてありますので、
ぜひどうぞ。