意外と勘違いしやすい振り逃げのルールと成立条件。
草野球を含め、
「野球をしているあなた」はルールを知っておかなければいけません。
この記事では「振り逃げのルール」を詳しく解説していきます。
だいたい5分程度で読める内容となってますので、少々おつきあいください。
Contents
振り逃げとは何か?
打者はストライクを3回宣告されるとアウトとなる。
しかし・・・
一定の条件下で「第3ストライク」の投球を捕手が正規に捕球できなかった場合、打者は一塁へ進塁を試みることができる。
ここの部分は誰しもが理解している部分だと思います。
ようするに、
「第3ストライク」を捕球できなければ「振り逃げ」ができる・・・
ということですね。
この記事を読んでいるあなたが気になるのは、
次の部分ではないでしょうか。
一定の条件下
僕自身も小学生の頃から野球をやっていましたが、
プレーしている最中はしっかりと意識して頭の中に入れておかないと、
体が反応してくれない時があります。
振り逃げが可能な条件をしっかりと確認していきましょう。
振り逃げ可能な条件をわかりやすく解説
わかりやすくするために、
アウトカウント別でまとめました
【振り逃げ可能な条件】
- 0死・・走者が1塁にいない場合
- 1死・・走者が1塁にいない場合
- 2死・・常に振り逃げ可能
まずはこれをしっかりと頭に叩き込みましょう。
2死なら常に「振り逃げ」ができる
少年野球や、
野球経験少ない選手も多い草野球などは「振り逃げができる場面」が頭に入っていない場合が多いです。
ベンチの方から積極的に声をかけてあげましょう。
動画は二死2塁。
打者の源田選手が空振り三振をしますが、
捕手が取れずに振り逃げとなります。
「1塁に走者がいない場合」は振り逃げ可能
ここはすごく大事な部分で、勘違い・・というか、
とっさに体が動かないことが多いですね。
無死・一塁では「1塁に走者がいない」場面で振り逃げ可能
頭に入れておかないと捕手がボールを逸らした瞬間に体が動きませんので、
しっかりと打席に立つ前に頭の片隅に入れておきましょう。
三振をする可能性なんて考えたくないのもわかりますが、
1%でも確率がある限り頭に入れておくべきです。
動画は一死2・3塁の場面です。
打者のデスパイネ選手が外のスライダーを空振り三振。
しかし捕手の炭谷選手が捕球できず・・・・
無死・一死で「1塁に走者がいる」場面では振り逃げはできない
逆にこの場面では、
打者が空振り三振をして一塁に走り出してしまうケースが見られますね。
大事な部分なのでもう一度書きますが・・・
無死・一死で「1塁に走者がいる」場面では振り逃げはできません。
そうなんです。
無死・一死で「1塁に走者がいる」と振り逃げはルール上成立しません。
三振した瞬間は頭が真っ白になったりするので、
うっかり一塁に走り出してしまうケースがありますね。
僕も経験があるのでよくわかります(笑)
ただ・・これをやってしまうと一塁走者が、
走り出した打者を見て勘違いしてしまい、
二塁へ走り出してしまうケースがあったりします。
特に野球経験が少ない選手などが多い草野球では気をつけたいところですね。
「振り逃げ」は打点がつかない
結構疑問に感じる人も多いようですが・・・
「振り逃げ」で得点が入っても打点は記録されません/p>
なぜか。
暴投(ワイルドピッチ・パスボール)による得点と分類されるからです。
これも頭の片隅にいれておきましょう。
まとめ
まとめると簡単です。
- 二死では常に「振り逃げ」可能
- 無死・一死では1塁に走者がいなければ「振り逃げ」可能
しかし・・・
わかっていても三振した瞬間頭が真っ白になってしまうことはよくあります。
そこはベンチからも積極的に声を出してサポートしてあげましょう。