※UZR(守備指標)に関しては「守備指標のUZRについて(参考:2017年12球団ポジション別ランキング)」で詳しく書いています
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2018年5月19日時点での遊撃手UZR(守備指標)
やや大きく下げた日ハム中島選手のUZR(守備指標)
下記の表は2018年5月18日終了時点での遊撃手UZR(守備指標)ランキングです。
見てもらいたいのは「UZR(守備指標)の前回比較」の数値です。
△は前回(3週間前)と比較してプラス、▲は前回(3週間前)と比較してマイナスです。
源田選手もUZR(守備指標)の数値を順調に上げてきていますが、
坂本選手・安達選手の数値の上げ幅がかなり大きいですね。
この上げ方を見ると、安達選手はコンディションも良さそうなのでしょうか。
日ハムファン視点から見ると、源田選手・安達選手の守備はハッキリ言って驚異です。
比較しまして、中島選手は数値を大きく下げていますね。
何が原因だろうか・・・
ちょっとこのUZR(守備指標)を細かく見てみましょう。
大きく下げたDPR(併殺貢献)とRngR(守備範囲)
中島選手はどの部分の数値を下げたのか。
少し詳しく見てみました。
- DPR (併殺貢献)0.1→-0.9 ▲1.0
- RngR(守備範囲)0.7→-0.8 ▲1.5
- ErrR(失策防止)0.9→0.7 ▲0.2
中島選手UZR(守備指標)1.6→-1.0 ▲-2.6
失策関係の数値はほとんど横ばいですが、
守備範囲を示すRngRと併殺貢献を示すDPRの数値が大きくダウンしていますね。
考えられる理由はなんでしょうか・・
ただし、まだまだ守備イニング数が少ない時期であり、
好プレー連発をしたり、良くない動きを連発すると数字は大きく動きます。
この3週間の数字のダウンはたまたまかもしれませんし、
少し疲労がたまって動きが悪くなった(他選手は上げてますが)・・や、
打撃成績が振るわないため動きが良くなかった・・とも考えることはできます。
仮定の域はでませんけどね。
UZR(守備指標)=DPR(併殺貢献)+RngR(守備範囲)+ErrR(失策防止)
・DPR(併殺貢献)
併殺が期待される状況で、どれだけ併殺を完成させたか・・ということから貢献を計り得点換算したもの
・RngR(守備範囲)
守備範囲の広さを表す数字。
・ErrR(失策防止)
平均的な失策の発生状況と比較し、どれだけ失策を犯したか・・ということから貢献を計り得点換算したもの
UZR1000
・1000イニングあたりの守備での貢献。UZR(守備指標)は守備イニング数が多いほど高数値となる傾向があるため、
守備能力を比較する場合はUZR1000を使用して守備イニング数を揃える必要がある
まとめ:遊撃手UZR(守備指標)ランキングに動きあり。中島卓也選手は大幅ダウン
- 中島選手のUZR(守備指標)がダウンしている
- その中でもRngR(守備範囲)の数値下落が大きい
- 理由は仮定の域をでないので要注目
再度補足しますが、5月半ば現在では守備イニング数が少ないため、
ちょっとしたプレーで数字は大きく動くことが予想されます。
実際に今回数値を大きく上げてる選手もいますしね。
ただし、ちょっと中島選手の数値下落幅が大きかったので少し気になりました。
しばらく注目していきたいところです。
日ハムが上位に食い込むためには、中島選手の高い守備能力が必要ですので。
- 【日ハム】中島選手のUZR(守備指標) ※2014年~2018年まとめ 2018-11-15
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