Contents
マルティネス投手が対左打者に強い理由
普段日ハム戦を見ている人からするとご存知かもしれませんが、
マルティネス投手の成績を見ると、対左打者に強いことがわかります。
打者 | 対右打者 | 対左打者 |
---|---|---|
被打率 | .279 | .182 |
被打数 | 86 | 55 |
被安打 | 24 | 10 |
奪三振 | 14 | 7 |
対左打者に対しては被打率が0.182とほとんど打たれていません。
※与四死球は2
逆に対右打者に対しては被打率0.279と割と打ち込まれていることがわかります。
※与四死球は4
マルティネス投手の持ち球は・・・
- 直球
- ツーシーム
- カーブ
- カット
- チェンジアップ
把握している限りではこの5種類でしょうか。
これらの球種をどのような傾向で使用しているか、左右別に見てみたいと思います。
マルティネス投手 対右打者の球種割合(4月終了時点)
140㎞中盤で鋭く変化するカットボールを中心とし、
合わせてストレートとツーシームで打たせて取る傾向となっています。
しかし、球種別の被打率を見てみるとストレートが打ち込まれているのが気になるところです。
ストレート | ツーシーム | カット | |
---|---|---|---|
被打率 | 0.454 | 0.142 | 0.228 |
被打数 | 22 | 14 | 35 |
被安打 | 10 | 2 | 8 |
このストレートは要所で狙われないように気を付けたいところですね。
マルティネス投手 対左打者の球種割合(4月終了時点)
対左打者になると、攻め方はガラっと変わってきます。
メインとなるのは内角に食い込んでくるカットボールに、やや外角よりに沈んでいくチェンジアップが投球の主体となります。
この2つの球種がとにかく強い。
ストレート | ツーシーム | カット | チェンジアップ | |
---|---|---|---|---|
被打率 | 0.214 | 0.428 | 0.105 | 0.167 |
被打数 | 11 | 7 | 19 | 18 |
被安打 | 3 | 3 | 2 | 3 |
特に左打者の内角低めに決まる140km後半のカットボールは素晴らしいです。
マルティネス投手の左打者への内角低めのカットボールは球場まで行って見る価値ありますよね。バックネット側か外野のセンター側で見る人は是非注目を。羨ましいです。一塁側と三塁側だとちょっと分かりづらいよなぁ…#lovefighters #マルティネス投手
— てぃー @ファイターズドットコム (@th0m0m) 2018年4月20日
このレベルのカットボール使いはなかなかNPBにいませんので、
ぜひ球場に行く方は対左打者のカットに注目してほしいと思います。
まとめ:日ハム、マルティネス投手の球種割合や特徴をまとめてみた
マルティネス投手の球種傾向をまとめるとこんな感じになっています。
対右打者
・ストレートとツーシーム、カットの3球種で組み立てる配球
・ストレートの被打率が非常に高く、狙われるカウントでは要注意
対左打者
・カットとチェンジアップを軸に組み立てる配球
・カットとチェンジアップは非常に優秀で、現状は被打率も極端に低い
※内角低めに決まるカットは球場まで見に行く価値あり!
そして楽しみなのはここから各球団がどのように対策を練ってくるか・・です。
勝ち負け以外でも、ここがまたプロ野球観戦の醍醐味だったりするんですよね。
マルティネス投手 投手成績(4月終了時点)
防御率 | 勝利 | 敗戦 | 奪三振率 | WHIP | QS | 被打率 | 被本塁打 | 奪三振 | 与四死球 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1.88 | 3 | 2 | 4.93 | 1.04 | 5 | 0.241 | 4 | 21 | 6 |