4月末にレアード選手のUZR(守備指標)を見たときは、
いまひとつの数字で少し心配をしましたが・・5月に入って一転。
一気に数値が上昇してきました。
UZRに関しては「守備指標のUZRについて(参考:2017年12球団ポジション別ランキング)」で詳しく解説しています。
本来UZR(守備指標)という数値は短期で見るものではないのですが、
こういったデータを細かく追っていくのもプロ野球観戦の醍醐味ですので、
その点ご承知ください(笑)
というわけで、レアード選手の現時点でのUZR(守備指標)を見ていこうと思います。
Contents
レアード選手サードでのUZR(守備指標)が12球団トップクラスに
2018年4月末時点と5月末時点でのUZR(守備指標)比較
4月末時点ではUZR(守備指標)-0.3とマイナス数値になっていましたが、
5月末時点では3.0まで一気に上昇。
UZR(守備指標)=DPR(併殺貢献)+RngR(守備範囲)+ErrR(失策防止)
・DPR(併殺貢献)
併殺が期待される状況で、どれだけ併殺を完成させたか・・ということから貢献を計り得点換算したもの
・RngR(守備範囲)
守備範囲の広さを表す数字。
・ErrR(失策防止)
平均的な失策の発生状況と比較し、どれだけ失策を犯したか・・ということから貢献を計り得点換算したもの
UZR1000
・1000イニングあたりの守備での貢献。UZR(守備指標)は守備イニング数が多いほど高数値となる傾向があるため、
守備能力を比較する場合はUZR1000を使用して守備イニング数を揃える必要がある
大きく改善されているのがRngRという守備範囲の広さを示す数値。
これは5月に入り、動きが良くなってきた・・と考えて良いでしょうか。
2018年5月末時点でのサードUZR(守備指標)ランキング
UZR(守備範囲)は現在12球団2位の数値です。
4月末に”日ハム不動のサード「レアード」選手のUZR(守備指標)がいまひとつ“で見たときはUZR(守備指標)7位でしたが、
ここにきて急上昇を見せています。
ちなみに1位にいるのはソフトバンクの松田選手。
前回がUZR(守備指標)4.5なので、微増となっています。
今回から規定守備イニングに入ってきた外崎選手が守備イニング少ないながらも4位に入ってきましたね。
※UZR(守備指標)はイニング数が多いほど高い傾向となります
規定守備イニング=所属チームの投球回数の1/2
UZR1000で守備イニングを揃えると、
外崎選手は松田選手に次いで2位の数字。
これは今後の守備には注目が必要となりそうです。
まとめ:レアード選手のUZR(守備指標)が好調
まとめますと・・・
- レアード選手のUZR(守備指標)が5月に入り好調になり2位の数字
- 松田選手は引き続き1位をキープ
- 外崎選手が良い数値で追い上げてきている
UZR(守備指標)の数字は前後するため、長い目で見ていく必要があります。
一喜一憂するのもどうかと思いますが、
やはりそれでも気になる選手の数値が良くなってくると嬉しいものがありますよね。
ただ、松田選手の壁は厚いかなぁ・・・