こんにちは、ここ2~3日ずっと上原投手(日ハム)の投球データを見てる
てぃー(@th0m0m)です。
2015年のドラフト1位で入団してきて、
散々「地雷じゃないか?」と言われてきた上原投手ですが、
ここ3戦はまずまずの投球内容を見せてくれてます。
▼2018年6月30日時点▼
WHIPについてはこちらで解説しています。
⇒WHIPの意味と計算方法について。知っておくと便利な投手の指標
さて、そこで気になるのが上原投手の特徴です。
見ていると正直、これといった目立つ特徴がないように思えます。
- ストレートが特別速いわけではない
- 変化球の種類が特に多いわけでもない
- 必殺の変化球があるわけでもなさそう
今後も登板機会はあると思われるので、
データをしっかりとまとめていきたいと思います。
活躍してくれないと困りますからね(笑)
Contents
上原健太投手(日ハム)の球種比率と投球データ
まずは上原投手がどんな球種を持っているか見てみたいと思います。
- ストレート
- スライダー
- チェンジアップ
- フォーク
持ち球としてはこの4種類でしょうか。
シンプルですね~。
それぞれの球種の平均球速を見てみようと思います。
上原健太投手(日ハム):各球種の平均球速 ※2018年6月30日時点
- ストレート →140.4km
- スライダー →124.5km
- チェンジアップ →115.8km
- フォーク →125.7km
緩急はストレートとチェンジアップでつけるスタイルでしょうか。
ですが・・・後の項で触れますが、チェンジアップは主に対右打者に使用する球種。
先発であれば対左打者にもう1球種欲しいような気がしますが・・
どうでしょうか。
上原健太投手(日ハム):対右打者の球種比率
上原投手(日ハム)の対右打者球種比率です。
ちなみに対右打者の被打率は0.244です。
対右打者に関しては、ストレートを軸に「スライダー」と「チェンジアップ」でカウントを取り、
追い込んでからは「フォーク」も交えて決めていくスタイルです。
フォークを絶対的な決め球としているわけではなく、
追い込んだら「フォークという選択肢もある」ようなイメージです。
▼参考:上原投手「対右打者」2ストライク時の結果▼
※ファイターズドットコム調べ(データは先発時です)
見ていると「これ」という決め球があるわけではなく、
状況や打者に応じて球種を選択している感じです。
現状では「ストレート」「スライダー」「フォーク」と、
どれも有効になっています。
上原健太投手(日ハム):対左打者の球種比率
ちなみに対左打者の被打率は0.231です。
対左打者のチェンジアップが14%付近となってますが、
これは柳田選手との対戦で連発したためで、
それを除くとフォークと同じく数パーセントになります。
※まだ登板数が少なくそれだけデータ数が少ないということ
▼上原投手vs柳田選手 チェンジアップ連発▼
しかしこの対戦は面白かったですねぇ。
一般的な傾向として、
左投手は左打者にチェンジアップは使用しないのですが、
この対戦ではスライダーを使わずにチェンジアップを多投しています。
普通の攻めでは抑えることができないと考えてのことでしょうか。
最終的には安打こそ打たれましたが、好勝負だったと思います。
でもそうすると、対左打者にはストレートとスライダーしかないということになります。
中継ぎ等であれば問題ないかもしれませんが、
先発であれば長いイニングを投げるわけで・・
2球種だけで大丈夫なのかな?と思ったりもします。
そのあたりちょっと見どころですね。
対左打者への配球は要注目です。
まとめ
まだ3試合の登板ということでデータ数は少なく、
全ては参考程度ということになりますが・・・
だいたい上原投手の傾向がわかってきたと思います。
- 対右打者はストレート・スライダー・チェンジアップを軸に追い込んだらフォークもあり
- 対左打者には主にストレートとスライダーの2種類
- 全ての球種はいまのところ効果的になっている
- 決定的な「決め球」はない
- 今後球種の少ない「対左打者」をどう攻めていくのか注目
対左打者の対戦は今後本当に注目したいところなんですよね。
2球種じゃ厳しいだろう・・と思うんですけど、
そこを捕手がどうリードしていくのか。
対右打者はチェンジアップやフォークもあるので抑えるイメージはできるんですけどね。
上原投手は色々と楽しみな投手です。