首位を守るソフトバンクと3連戦。
未だ調子がいまひとつのロッテとの3連戦をこなし、
先週から順位を1つ上げたファイターズ。
3連勝中の好調ファイターズを、今週も投手陣を中心に振り返りましょう。
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9日 対ソフトバンク戦(第1戦)長崎
先発 上原 健太 4・1/2回 75球 被安打2 三振3 四死球2 失点2
この日先発したのは、4月4日の楽天戦でも登板した上原健太投手です。
前回の登板では、3・2/1回を投げて被安打4 三振4 四死球2 失点3というあまり良くない結果となってしまいました。
今回もそれと似たような結果と言っていいでしょう。
雨でボールをうまく投げることができないという理由もあるが、
ここに試合の投球数は少し多いように感じられました。
今後の課題は、球数を減らしても少し長いイニングを投げることでしょう。
この日の試合結果は、降雨のため延長10回で3−3の引き分けで終わりました。
10日 対ソフトバンク戦(第2戦)ヤフオクドーム
先発 ブライアン・ロドリゲス 6回 84球 被安打4 三振2 失点2
ロドリゲスが今シーズン2回目の先発マウンドにあがりました。
この試合は両チームの投手が好投を続けて、6回まで無失点で抑える投手戦になりました。
変化球を中心に打たせてとることができ、いいテンポで試合が進んでいきました。
試合が動いたのは6回。
太田泰示選手がレフトスタンドに2ランホームランを放ち2−0となったあとの6回の裏、
今度はソフトバンクの今宮健太選手が、
同じくレフトスタンドに2ランホームランを放ち同点に戻されてしまいます。
ロドリゲスは後続をしっかり抑えて、この回でマウンドを降りました。
試合結果は、延長11回に5番 ワン・ボーロン選手が勝ち越しのタイムリーヒットを放ち勝利しました。
11日 対ソフトバンク戦(第3戦)ヤフオクドーム
先発 加藤 貴之 3・2/1回 61球 被安打5 三振5 四死球1 失点5
先週の試合で先発として活躍したショートスターターの加藤選手だったが、
今回はあまり良い結果は残せなかったと言えます。
3回までは変化球などを交えて打たせてとることを意識して、
ソフトバンク打線を抑えることができていました。
しかし、ソフトバンク打線に捕まったのは4回。
2アウトまでとったあと、フォアボールとヒットが連続し、
この回で5点を許してしまい、ここで加藤投手は降板してしまいました。
今後の課題としては、ヒットを打たれた後に、
気持ちを切り替えて後続をしっかり抑えること、大量失点を防ぐことでしょう。
12日 対ロッテ戦(第1戦)札幌ドーム
先発 上沢 直之 7回 116球 被安打6 三振7 四死球6 失点1
3回目の先発マウンドを任された上沢投手は今回も良い結果を残しました。
前回の登板と同様に7回を投げ、
失点は1と安定したピッチングができていたように思います。
強いていうのならば、四死球が少し多いように見えます。
球数が増えるにつれ、コントロールは聞かなくなるのはしょうがないことですが、
やはり、四死球6はもったいない。
次回の登板では、四死球の数に注目したいです。
13日 対ロッテ戦(第2戦)札幌ドーム
先発 バーベイド 5回 69球 被安打2 三振2 四死球1 失点0
激しい外国人枠を勝ち抜き、今期からファイターズでプレーするバーベイド投手。
鋭く落ちる変化球を武器にする助っ人外国人です。
先発するのはこの試合が初めてでしたが、しっかり役割を果たし、
ロッテ打線を0に抑え初勝利を挙げることができました。
今後は、高身長と鋭い変化球に期待です。
14日 対ロッテ戦(第3戦)札幌ドーム
先発 有原 航平 7回 103球 被安打4 三振8 四死球1 失点1
有原投手は上沢投手同様に、ファイターズ投手陣を引っ張っていく投手です。
この試合でも7回を投げ、被安打4と十分な活躍をしました。
開幕から3試合を投げ、現在負けなしと自信を持って次回も投げることができると思います。
あとは、怪我だけには気をつけて欲しいです。
今後の注目の日ハム投手陣
やはり気になるのは、今年ドラフト1位で入団した、吉田投手でしょう。
13日、ロッテ戦で登板した吉田投手は、同じく注目されているロッテの藤原選手とプロ初対決しました。
吉田選手は、わずか2球で藤原選手を追い込み、
最後は直球で三振を奪いました。
また2回目の対戦でも2球で追い込み、見逃し三振を奪う活躍。
このように2軍の試合でも注目される吉田選手を早く1軍マウンドで見てみたいです。