大田 泰示選手

日ハムの大田選手ライトでUZR(守備指標)12球団1位!UZRとは?

UZR(守備指標)に関しては、
守備を「指標」で評価ができる「UZR」とは?理解すると野球の楽しみが2倍に!で詳しく書いています。

みっち
みっち
大田さんの外野守備かっこいい・・
てぃー
てぃー
走ってるだけでも迫力あるよね、大田選手。
みっち
みっち
ね、大田さんのあの守備の数字のやつどうなってんの?
てぃー
てぃー
UZR(守備指標)?そうだね、少なくても昨年のレフトでの数値はトップクラスだったけど・・
みっち
みっち
今年は?
てぃー
てぃー
見てみると・・規定守備イニング数に達しているのはライトの方だね。数字を少し詳しくみてみようか。

大田選手の2018年ライトでのUZR(守備指標)を見てみる

2018年5月10日現在のパ・リーグ「右翼手」UZR(守備指標)ランキング

右翼手(2018) UZR1000 UZR 守備イニング数 ARM RngR ErrR
大田 泰示 28.2 4.5 159 -0.4 4.9 0.0
上林 誠知 18.0 4.9 271 0.9 3.9 0.1
平田 良介 3.6 0.9 245.1 -1.3 2.1 0.1
S・ロメロ 2.0 0.5 269 -0.1 0.6 0.1
亀井 吉行 -5.6 -1.0 176 -0.4 -0.6 0.0
雄平 -11.9 -2.1 173.2 0.0 -2.1 0.0
C・ペゲーロ -14.8 -3.0 200.1 -0.8 -2.2 0.0
糸井 嘉男 -16.5 -4.3 258 0.7 -5.0 0.0
清田 育宏 -20.6 -3.3 160.1 -0.8 -2.6 0.0
みっち
みっち
あれ?なんかいつもと違う。ARMってなに?
てぃー
てぃー
ARMっていうのは、外野手の早急による貢献を点数化したものだよ。
外野手UZR補足

UZR(守備指標)=ARM(送球貢献)+RngR(守備範囲)+ErrR(失策防止)

ARM(早急貢献)
外野手の送球による貢献を得点換算したもので、捕殺数だけでなくどれだけ走者を進塁を抑止したのか・・も評価対象となる。
RngR(守備範囲)
守備範囲の広さを表す数字。
ErrR(失策防止
平均的な失策の発生状況と比較し、どれだけ失策を犯したか・・ということから貢献を計り得点換算したもの

UZR1000
・1000イニングあたりの守備での貢献。UZR(守備指標)は守備イニング数が多いほど高数値となる傾向があるため、
 守備能力を比較する場合はUZR1000を使用して守備イニング数を揃える必要がある

5月段階では守備イニング数が少ないため、あくまでも参考程度となります。

UZR(守備指標)の数値では守備イニング数が多い上林選手が現時点で右翼手1位となっていますが、
守備力を比較したいのであれば、
守備イニング数を揃えるUZR1000が最適です。
UZR1000で比較した場合、大田選手が右翼手1位となります。
注目したいのは守備範囲を示すRngRの数値。

2018年右翼手 RngR(守備範囲) ※0が12球団平均となります
大田 泰示→4.9(守備イニング159回)
・上林 誠知→3.9(守備イニング271回)
・平田 良介→2.1(守備イニング245.1回)


糸井 嘉男→-5.0(守備イニング258回)

通常は守備イニング数が多いほど数値は高くなる傾向となりますが、
大田選手は少ない守備イニング数ながらもトップの守備範囲の数値を叩き出しています
これが現時点UZR1000で断トツトップの要因となっているようです。

それにしても・・・

気になるのは阪神の糸井選手のRngRの数値。
-5.0と現時点で規定守備イニング数を達成している右翼手の中では断トツ最下位になっています。
これはやはり、膝の状態と年齢によるものでしょうか。
過去数年を見てみても数値は非常に悪い結果となっています。

糸井選手の右翼手RngR(守備範囲)※0が12球団平均となります
・2014年→RngR-7.7
・2015年→RngR-2.8
・2016年→RngR-7.0
・2017年→RngR-8.6

守備結構厳しそうだなぁなんて画面で見てましたが、
実際にUZR(守備指標)で見てみると正直驚かされてしまいました。
ここまで悪くなってるのか・・と。
DHが無いセ・リーグは、ここが難しいところですよね。

まとめ:大田選手ライトでのUZR(守備指標)は12球団1位の数字

まとめ

・大田選手は現時点で右翼手1番手の守備レベル
・UZR(守備指標)では守備イニング数が少ないので2位だが、UZR1000では断トツ1位
・特に守備範囲の広さが際立つ

まだ5月ということで、守備イニング数が少ないのであくまでも参考程度となります。
ただし数値を見ていると、
順調にいけば大田選手はゴールデングラブ賞争いに食い込んでくると思うんですけどねぇ。
※怪我なく1年間できればという条件付きですけど

打撃も好調なので怪我だけ気を付けてほしいものです。

ABOUT ME
てぃー
物心がついた時から日本ハムファイターズのファン。 札幌移転を機に日ハムを追っかけて札幌へ6年ほど移住し、 福住周辺に住み込む。 詳細はこちらをどうぞ。 現在は埼玉県在住30代。 ネパールで野球を広めるNPO法人ラリグラスの会理事として活動中。

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